新しいハープ
- yuki kawano harpeceltique
- 2024年12月10日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年12月14日
久しぶりの更新になってしまいました…。
先日、新しいハープを注文しました。
手元に届くのはもう少し先のことですが、とても楽しみです。
これまで、27弦と38弦のハープを演奏していました。
38弦のハープは、時々演奏会等で持ち出して演奏していたのですが
楽器、ケース、台車諸々含めると、15kgを軽く超える上に、
アイリッシュハープとしては大型の部類で一人で運搬するのは難しく、
ほぼ家用と化していて、中々気軽に持ち運ぶことができない状況が続いていました。
そこでこの数年間は主に27弦のハープを弾いていましたが、
伝統音楽やハープ一台で演奏する際に、旋律と伴奏を両立させる為には
音量と音域面で厳しさを感じていました。
34弦の軽量の楽器の必要性を感じてはいたものの中々思い切れずにいたのですが、
今回ご縁があり、ついに新しいハープを迎えることになりました。
選んだのはフランスのカマック社のユリスです。
私のハープの恩師が考案したモデルで、
いつかこの楽器を弾くことができればと考えていたので、本当に嬉しく思います。
ユリス(Ulysse)はフランス語でギリシャ神話のオデュッセウス、ユリシーズに由来します。その名の通り、旅と出会いの為のハープというコンセプトのもとに生まれた楽器です。
”シンプルで時代に左右されず、
伝統的でモダン、力強くも優しくもあり
あらゆる出自と文化をもつ人々の元へ赴き、
少なくとも、ほんの僅かな瞬間は
私たち人々の隔たりを
消し去ってくれるであろうー”
そんな想いが込められた楽器です。
カマック社ULYSSEの公式紹介ページはこちら
ボディーの素材にカーボンファイバーが採用されていて、驚くほど軽量です。
天候や湿度に影響を受けにくいという利点があるそうです。
ユリスはこれまでに何度か試奏させていただきましたが、
ハープ一台で引き出せる音色や音質の幅が広く、
その分高度なコントロール力を求められる楽器という印象を受けました。
標準色は黒、白、緑、青、赤の5色。
迷った末に青(ミッドナイトブルー)を選びました。
紺色にブルーグレーと僅かに白を加えたような絶妙な色合いが気に入ってます。
青はフランスを象徴、代表する色でもあるので、それもいいなと思った理由の一つです。
楽器が届きましたら、改めて印象を書きたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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